世の中に「ぐうたら」とか「ろくでなし」「のんだくれ」といわれる人たちがいる。
しかし、彼らは飲まなきゃ生きていけないのだ。
生きていることが哀しいのだ・・・
酒を手放すことは命を手放すことと同じだ。
◆
感化院という施設がある。
けれどもわたしにしてみれば、社会とはいつの時代も感化院であり更正施設であった。
そして社会は、ふたつのグループに分かれる、
矯正する者、されるもの・・・
誰が頼んだわけでもないが、社会は自動的に教育者を生産する。
それは役人であり、教師であり、医者であり、或いは隣人であり・・・親であり、友であり・・・
人は、決して、決して、人をあるがままに受け容れることは無い。
人はカスタマイズされて、はじめて容認される。
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